15年に校名が小松原から叡明となり、所在地も旧浦和市から越谷市へ移転。サッカー部は昨年から準強化指定クラブに格上げされるなど、学校サイドも支援に積極的だ。

 昨年は南稜の教師とあり、中学生の勧誘はできなかった。だが来春に向け「今年は積極的にスカウティングします。強くなってうちでやりたい中学生を増やしていきたいですね。今年入部した23人の1年生は、東部地区の中体連の選手が大半でクラブ出身者は少ない。もう少し下から育てていきたい」とも話す。

 叡明は20年に下部組織として、BRILLAR(ブリジャール)FCというジュニアユースを創設。U-15埼玉クラブリーグに所属するが、市原監督は「先着順に受け入れているというので、選考会の開催を提案した。運営面も含め、いろいろ変えていこうってスタッフと話し合いました」と、強化には様々な角度からの刷新が不可欠だと訴える。

 リーグ戦の勝ち点を大胆にも「40」に設定。8チームによる2回戦制で計14試合だから、13勝1分けの星勘定になる。1年で1部に復帰し、早い段階で県3部リーグへの昇格を目指している。