07年というのは埼玉高校サッカー史の中で特筆すべき出来事があり、それまで県内の全公式戦で無冠だった埼玉栄が、新人大会を皮切りに関東高校大会、全国高校総体(インターハイ)、全国高校選手権の各予選を制し、児玉、武南に続く史上3校目の4冠を獲得したのだ。
それからちょうど10年後の2017年、今度は昌平が4校目の4冠に輝き、埼玉の先導者として誰もが認める存在になった。
23年9月に藤島監督が退任するまで全国高校選手権に5度、全国高校総体に4度出場。昨年は元日本代表FW玉田圭司氏が指揮を執って全国高校総体で初優勝。玉田監督が今季、Jリーグ名古屋グランパスに転職したことで、藤島監督の順天堂大学の先輩である芦田監督に指導を委任することになった。
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