エース森が2戦連発の大会3点目! 「チームを勝たせるゴール」で狙うは得点王

 「もう今日は相手がうまいのはわかっていた。すごくやりにくい相手。今年の平成は本当に粘り強い」(市原雄心監督)。終盤までもつれた“難敵”との我慢比べを制し、昨年大会準優勝の雪辱に燃える浦和西が今年度初の2回戦突破、そして武南高校の待つ3回戦へと駒を進めた。

立ち上がりにペースを握ったのは浦和西。セットプレーなどから186cmのDFオージ・ヴィクター・シラタ、森の高さを生かしてゴールを狙うが、なかなかネットを揺らすことができない。

対する埼玉平成も中盤以降は持ち前のポゼッション力でペースを握り返す。後半開始直後にはMF佐藤匠のクロスを1回戦1ゴールのキャプテンMF斎藤司真がドンピシャのヘッドで合わせたが、これはGK金澤昇悟に正面でキャッチされてゴールならず。後半は埼玉平成が攻める時間が増えたが、浦和西はダブルボランチで中を切りながら、粘り強く守って得点は許さない。

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