その後も共にセットプレーから得点を狙うが、浦和南・正野友稀、成徳深谷・神尾龍汰の両守護神がハイボールにしっかりと対応。守備陣の集中力も高く、なかなか決定機には至らない。成徳深谷は後半10分に準々決勝・市立浦和戦で決勝弾のMF北原港、17分にFW新井飛雅を投入。すると29分、カウンターから一瞬のスピードで左サイドを抜けた新井のクロスに北原が飛び込んだが、ダイレクトで合わせたシュートは枠を捉えることができず。思わず頭を抱えた。浦和南は後半アディショナルタイムにFW三浦遼介、DF大谷祐介と、この試合で初めての交代カードを連続して切っていく中で、80分を越え勝負の行方は20分間の延長戦にもつれ込む。