正智深谷は後半25分に金田がキーパーとの1対1の状況を迎えたが決めきれず。終盤のセットプレーもしっかりと跳ね返した昌平が3ー0で勝利し、今シーズン最初のトロフィを掲げた。

終わってみれば4戦を通じて25得点0失点と完璧なパフォーマンス。藤島崇之監督は守備の部分も評価した上で「やっぱり最終的に個の打開力の中で決め切る力になってくる。リズムが良い時に相手の心をさらに折れる状況というのは点しかない」とし「今年は個人でも打開できる選手がいる。トレーニングレベルを高めていけば質も確実に上がってくると思う」と語った。

昨年は成熟を迎えた「グループ」での崩しで、インターハイでは結果的にその後選手権で優勝する青森山田に唯一土をつけたが、選手権予選では浦和南に敗退し冬の全国出場とはならなかった。今後は全国3位を経験した世代に迫るところまでチームレベルを上げていけるかが鍵になるが、「個」をメインテーマに掲げた今大会の衝撃は今後の躍進を期待させるのに十分だ。

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