後半になるとアサンプションが攻勢を強め待望の先制点が生まれる。右サイドを崩し7番MF岡村真波人がマイナス気味にグラウンダーのクロスを送り、真ん中で20番MF伊庭千博がスルーするとディフェンスが釣られ11番FW野内凌がフリーでボールを受ける。左足を振りぬくと逆サイドにシュートが見事に決まり、欲しかった先制点をついに奪取。54分、アサンプションに追加点のチャンスが訪れる。右サイドから20番MF伊庭千博がクロスを上げると11番FW野内凌が頭で合わせる。しかしボールは惜しくもポストに当たりゴールにはならず。その後もアサンプションペースでゲームは進む。途中出場の2番MF米山朝陽が躍動し左サイドを何度も突破しチャンスを作る。するとアサンプションは66分左サイドをその2番MF米山朝陽が突破しマイナスにクロスを入れると、ニアがつぶれ中央で18番FW布目拓が合わせゴール。アサンプションが2点をリードする。追いつきたい八尾も両サイドからチャンスを作り、粘りをみせるがゴールは奪えず。試合はそのまま終了し、2-0でアサンプションが勝利した。
勝ったアサンプションの神田監督は「3回戦では慌てすぎるとこがあり自分たちのリズムが掴めなかったので、今日は立ち上がりからそこを意識してやれたのがよかった。攻撃のスイッチを入れて迫力を出すところも、選手たちが自分たちで考えてうまくやってくれた。相手のポジションをよく見てプレーを選択するようにと日頃から伝えているので、自分たちで空いているところを見つけて効果的にプレーできたと思う。(5回戦に向けて)どの相手でもまずは自分たちのやることをしっかりやる。その中で相手のプレーの雰囲気や空気感をしっかり感じ取って、そこに対して考えながらいい判断をしていく。強豪校に対しても自分たちのペースでやれるように1か月準備していきたい」と話した。
(文・写真=会田健司)