八王子、都立府中西らを退け、昨年に続いて2次予選まで駒を進めてきた成蹊はこの日、4-2-3-1の布陣を組んでスタート。右MF白井、左MF後藤悠太が両サイドからチャンスメーカーの役割を担い、前述のファーストシュートを機にボールポゼッションを高めていく。13分、MF洪修鎭のFKからMF安部泰祐がヘディングシュート、21分、高橋のミドルシュート、そして28分には再び白井のクロスに高橋が頭で合わせる。先制点とはならないものの、シュートチャンスが立て続けに訪れた。
対する都立片倉も厳しい戦い経て2次予選を迎えた。
1次予選では初戦こそ都立北豊島工に大勝を収めるも、2回戦では都立東にPK戦勝利、ブロック決勝の都立高島戦では3対2と接戦を連勝して突破。厳しい試合を経験し、逞しさの増したチームはこの日も一丸となって相手に立ち向かう。成蹊の攻撃に耐え、25分には2トップの一角を担うFW伊沢尚也がロングシュート、さらに34分にはCKから再び伊沢がボレーシュートを放つなど積極果敢にゴールを狙った。
0対0、前半は互いに好機を活かせず。勝負は後半戦へと突入する。