大津山城監督(写真=編集部)

 大津は立ち上がりから猛攻を見せる。
 後半1分大津、右サイドの攻撃からミドルシュートを打つが一度は弾かれるも、最後は19番FW長友陸翔が決めて追加点、2-0とリードを広げる。
鹿児島も前半同様コンパクトな守備から攻撃を狙うも、後一歩の所で精度が上がらない。

 試合終盤の同31分に大津、オフサイドを掻い潜り抜け出た24番MF野田翔升がGKと1対1を右に決めて追加点、3-0とダメ押しゴールとなる。
 試合はこのまま終了し大津が勝利。交流戦6試合で1試合平均4.8点を奪った大津が圧倒的な攻撃力を見せつける幕引きとなった。

 交流戦終了後、今年度から大津を率いる山城監督は、「2日目以降はコンディションの差もある(日帰りで来てもらっている)と思うので、その出足の所はアドバンテージはありました。大会を通じて、選手たちの”距離感”は良かったと思います。今年のチームは前線の3人が売りなので、そこの能力が最大化するフォーメーションに取り組んでいます。サイドもストロングポイントの一つです。
 今大会は後半からフォーメーションを(3トップから2トップに)変えていますが、後半のメンバーが3トップに入るとノッキング気味。彼らは彼らの個性があるので、ここから色々試して行きたい。その中でサブ組にもっと頑張って欲しい思いです」とコメント。今後へ向けて、課題も浮き彫りになる実りある交流戦となった。

 

(文・写真=編集部)

▽2020強化交流U-18サッカーフェスティバルin大津
2020強化交流U-18サッカーフェスティバルin大津