令和3年度大阪公立高校プレ大会　ぬグループ 富田林 vs 大手前

　2月5日、令和3年度大阪公立高校プレ大会の予選グループが各地で行われ、ぬグループ富田林vs大手前は、後半CKから2得点を決めた富田林が2-0で大手前を下した。勝利した富田林は1勝1敗で予選グループを突破。敗れた大手前は2敗で予選敗退となった。

　富田林のスターティングメンバーは
GK田之頭優太
DF戸田陽心、石田三雲、橋本敦空海、森下陽翔
MF池田優人、布谷亮達、岡田悠太、森本雄大
FW和田竜也、北村誠也

　対する大手前は
GK福留琉斗
DF三木克洋、兼松優、増田晃太郎、松井優樹
MF田中歩睦、土居和樺、和久田修史、長浜翔太
FW福田烈央、小倉樂
で試合に臨んだ。

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　ぬグループは貝塚南が棄権となったため3チームで2枠を争う。初戦で共に泉大津に敗れ、この試合に決勝トーナメント進出がかかる両チーム。序盤に攻勢をかけたのは大手前。DFラインの裏を狙い相手を押し込んでいく。しかし、富田林は28番MF布谷亮達と10番MF岡田悠太のダブルボランチがボールを収めだし、徐々にペースを握っていく。

　富田林は10分に布谷のシュート性のボールに9番FW和田竜也が飛び込み惜しいシーンを作ると、18分には岡田が倒され得たFKを14番MF池田優人が直接右足で狙う。さらに21分には左からのクロスをファーで折り返し、フリーになった布谷が左足で狙うも、DFにブロックされゴールを奪えず。富田林が押し込みながらもスコアレスで前半を終える。

ゴールを決めて喜ぶ富田林イレブン

　後半に入っても富田林ペースは変わらず。35分には相手DFのクリアミスを拾った和田がGKと1対1の決定機。しかしここでも決められずゴールが遠い富田林だったが、セットプレーから先制に成功する。39分、左CKにニアサイドの7番FW北村誠也が頭で合わせてゴールネットを揺らした。

　リードを許した大手前もここから反撃に出る。42分に19番MF塩足健士がボックス内左から左足で強烈なシュートを放つ。さらに44分、塩足が突破したところを倒されPKを獲得。しかしこのPKを外してしまい絶好のチャンスを活かせず。

　するとピンチを脱した富田林は50分、右CKを跳ね返されてやり直すと、最後はゴール前に詰めていた20番DF石田三雲がこぼれ球を押し込んだ。一矢報いたい大手前もCKから4番DF増田晃太郎がヘディングシュートを放つも、これはGKの正面を突いてしまいキャッチされる。

　試合は富田林がこのまま逃げ切りに成功。2-0で大手前に勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。

　(文・写真＝会田健司)