履正社イレブン(写真=会田健司)

 最初にスコアを動かしたのは興國。18分、最終ラインでのビルドアップからDF5西川楓人(3年)が右サイドで高い位置を取ったDF2西岡隼平(2年)にピンポイントで浮き球を通すと、西岡はインナーラップした端野へパス。ボールを受けた端野はキックフェイントでDF2枚の間を突破しボックスに侵入すると、右足の強烈なシュートでGKのニアサイドを打ち抜いた。

 先制を許した履正社もすぐに反撃。22分、相手DFのクリアボールを拾ったMF15中鉢大翔(2年)が右足でミドルシュートを放つと、ゴール前でこぼれたボールを拾ったMF8小田村優希(3年)が素早く反転し右足でゴール左にシュートを突き刺した。これで小田村は4試合連続ゴール。"持っている"男の大会5ゴール目が貴重な同点弾となった。

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▽第101回全国高校サッカー選手権大阪予選
第101回全国高校サッカー選手権大阪予選