4戦5ゴールと今大会のMVPともいえる活躍をした小田村も歓喜の号泣。しかし、ミックスゾーンに姿を現した選手たちはすでに気持ちを切り替え「ここが目標ではなく、自分たちが目指すしているのは日本一」と一様に"日本一"という言葉を口にした。
それは今大会のどの試合後も同じで、"日本一"という目標はぶれることがなかった。
2年前に選手権全国大会を戦う先輩たちをスタンドで応援していた1年生。彼らは3年生になり「あの強かった先輩達でも乗り越えられなかった」全国大会の頂点を本気で狙っている。
キャプテンマークを巻いた古田は「ここで勝ってフワフワしていたら絶対日本一は獲れないと思うので、勝ちはしましたけどまだまだ課題がいっぱいあった大会だったので、それを本当に細かいところまでこだわって修正して隙の無いチーム作りを自分が中心となって発信していきたい」と話す。
まだまだ成長できる。本気で日本一を狙う彼らの本当の戦いはまだまだこれからだ。
(文・写真=会田健司)
▽第101回全国高校サッカー選手権大阪予選
第101回全国高校サッカー選手権大阪予選