興國イレブン(写真=会田健司)

 試合を振り出しに戻した履正社がゲームの主導権を握る。連動した守備でボールを奪い、右サイドからチャンスを作る。そして名願、古田、中鉢と次々とシュートを放っていく。しかし勝ち越しゴールは生まれず前半40分が終了した。

 後半、最初にチャンスを迎えたのは履正社。46分、中盤で右サイドからの浮き球をコントロールしたMF6森川楓大が古田にスルーパス。相手DFのラインが揃っていないところを見逃さず、裏に抜け出した古田がドリブルでGKを外しシュートをゴールに流し込む。しかし、全速力でゴールカバーに入った興國DF3常藤奏がスライディングでこのシュートをブロック。間一髪のところでゴールを死守した。

 それでも攻める履正社は53分、左サイドを西坂が縦に突破しクロスを送り、ゴール前でフリーになった古田がヘディングシュートを放つ。しかしこれもGK1山際壮太のファインセーブで阻止されゴールならず。履正社が優勢にゲームを進めながらも2点目を奪うことが出来ず、後半の40分も終了。1-1のまま試合は延長戦に突入した。

 延長に入り攻勢に出たのは興國。83分にはクロスからMF14久松大燿(1年)がヘディングシュート。84分には右CKからMF10宮原勇太(2年)の強烈ボレー。87分にはMF11千葉大舞(2年)のFKに西川が左足で合わせる。しかし、宮原のシュートはGK1ジョンカミィ信バーのファインセーブで防がれ、西川のシュートはポストに弾かれゴールとはならず。

 延長前半は興國の怒涛の攻撃となったが、これをなんとか無失点で凌いだ履正社。するとPK戦が目前に迫った98分、履正社は右サイドでMF14川端元が起点を作ると中鉢がクロスを上げる。「川端から(クロスが)来るかなと思ったんですけど川端が切り替えしたので溜めて、もう一回川端が切り替えしたので動きなおしたら中鉢から良いボールが来た」と勢いよく走り込んだ名願が高い打点からヘディングシュートをゴールに突き刺した。

【次のページ】 中央トーナメント決勝 履正社 vs 興國(4)

▽第101回全国高校サッカー選手権大阪予選
第101回全国高校サッカー選手権大阪予選