都立橘のGK笹本悠斗は最後まで声を張り続けた(写真=多田哲平)
後半開始直後の41分に獲得したPKをGK13長谷川樹(3年)が決めると、43分にはMF17高橋隆(3年)がこぼれ球に詰めて追加点。45分のこぼれ球には途中出場のFW8福原康友(3年)が反応し11点目。また53分に池本がFKの流れから頭で押し込み、56分にはDF10服部雄輝(3年)が左サイドからのクロスに合わせて13点目を決め、直後にディフェンスラインを抜け出した頼がGKとの1対1を制して14点目を挙げる。61分と65分には、ここまでアシスト役に徹していた堀内が連続ゴール。
17点目の服部のヘディング弾、18点目の福原のシュートは右サイドの頼のクロスから。19点目は服部のクロスに福原が頭で合わせ、20点目は頼のドリブルシュート。そして後半アディショナルタイムには、途中出場のFW4石田祐大(2年)の華麗なボレーなど2点と福原の1点が決まり、本郷は計23ゴール。
得点者は計11人。池本と福原が4得点、頼が3得点。2得点は服部、堀内、水野、石田の4人。1得点が長谷川、北永、髙橋、長尾だ。大勝発進の本郷は2回戦で都立戸山と対戦する。
一方、大量失点での敗戦となった都立橘だったが、まったく見せ場を作れなかったわけではない。キャプテンのGK1笹本悠斗(3年)は最後まで声を出し続けてチームを鼓舞し、FW10藤本潤也(3年)は55分に鋭いドリブルシュートで本郷ゴールに迫った。またFW15金子将人(2年)は運動量豊富に前線を走り回った。
(文・写真=多田哲平)
▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選