ゴールを奪い喜ぶ開成イレブン

 1-1で前半を折り返し、迎えた後半。先にチャンスを作ったのは開成。後半4分、FW鍛治がボールを運ぶとMF7野村尚史(1年)へパス。野村がシュートを放つものの、ボールはバーを越えてしまう。9分にはFKのチャンスを作るも、MF8山本空(2年)のプレースキックは都立杉並総合GK浅井にキャッチされる。

 なかなか得点が奪えず、重い空気が漂い始めた開成のムードを一変させたのはDF池田了大(2年)。後半20分、中盤でボールを持った池田がそのままドリブルでボールを運ぶと自らシュート。これがネットに突き刺さり、開成が勝ち越し点を奪う。

 さらに開成は後半アディショナルタイムにもMF野村が2ゴールを奪い都立杉並総合を突き放すと、都立杉並総合の反撃を守り切り勝利。4-1で勝利した開成が2回戦へと駒を進めた。

(文・写真=風間久志)

▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選