DF千葉渉ら都立千歳丘の面々も最後まで闘志を絶やさなかった(写真=多田哲平)
4点のリードで試合を折り返した本郷のゴールラッシュは後半も続く。
49分、服部が強烈ミドルを突き刺せば、59分には再びPKで福原が加点。67分には左サイドを崩して最後は福原がフィニッシュ。高橋遼に続き福原もこの日3得点を挙げた。
7点のリードを得てもなお、本郷のスピード豊かなアタックは止まらない。68分に頼のゴールが決まり、70分、73分に齊藤が立て続けにゴールを奪うと、79分には途中出場のMF水野克哉(3年)が11点目をゲット。
そして最終盤の40+2分には敵陣でボールを奪った頼がそのまま持ち運ぶと、ゴール左に決め込み、ゴールショーを締め括った。
都立橘との1回戦は23-0、都立戸山との2回戦は8-2、そしてこのブロック決勝は12-0と3試合で計43得点と、本郷は圧倒的な攻撃力を示して1次予選を突破。勢いを持って都大会へと臨む。
一方で敗れた都立千歳丘も前半20分過ぎには一時盛り返し、1トップのFW12新田響(3年)とトップ下のFW9小林祐樹(3年)を起点に迫力ある攻撃を展開。右サイドではMF7高橋龍也(3年)がキレのあるドリブルを見せた。また点差が開いてもキャプテンのDF4千葉渉(3年)を中心に「まず1点返そう」と最後まで反撃の姿勢を貫いたのは素晴らしかった。
(文・写真=多田哲平)
▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選