”頭脳派集団”武蔵がスマートに1回戦突破!格上のかえつ有明に2-0の完封勝利

武蔵はDF上手雄生を中心に完封に成功(写真=多田哲平)

 第101回全国高校サッカー選手権東京予選の2次予選Bブロック1回戦が10月2日に行われ、武蔵かえつ有明が対戦。武蔵が2-0で勝利を収め、2回戦進出を決めた。

【フォトギャラリー】武蔵 vs かえつ有明

 都内屈指の進学校としても知られる武蔵が見せたのは、スマートで堅実な戦いだ。

 所属カテゴリーで言えば、地区トップリーグ(都5部相当)所属の武蔵にとって、T4リーグ(都4部)所属のかえつ有明は格上にあたる。それでも”頭脳派集団”武蔵は立ち上がりから相手の一手先を取り続けた。

 左サイドのMF10大島千虎(2年)と右サイドのMF11高橋史也(2年)の両翼にボールが渡れば、単独で仕掛けず、SBのDF3古野健一(3年)とDF19山下晃正(3年)が絡み数的優位の状況を作り出す。そこで相手がサイドに寄ってくれば、今度はFW9寺口諒一(3年)とFW7岸真成太(2年)が背後のスペースを鋭く突いた。

 そうして攻撃のリズムを掴むと、14分に先制機が訪れる。相手ディフェンスラインの裏に抜け出した寺口から供給された中央へのパスを岸が落として、最後は高橋が右足で渾身のミドルシュート。これがゴールネットを揺らして武蔵は先制に成功する。

 その後、35分以降はかえつ有明にボールを握られるも、素早い囲い込みでゴール前への進入を許さない。40+1分の相手MF20冬木庄平太(3年)のシュートも枠外へと誘い、1点のリードで前半を終える。

【次のページ】 Bブロック1回戦 武蔵 vs かえつ有明(2)

▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選