武蔵のMF大島千虎(写真=多田哲平)
全国有数の進学校である武蔵。開成、麻布とともに東京私立の御三家と称され、多くの生徒が東大をはじめとする難関大へと進む名門である。
サッカー部に所属するMF大島千虎 (2年)は、1年次からレギュラーとして活躍を続けてきたテクニシャンであり、学業にも精を出す努力家だ。文武両道を目指す高校生活について訊いたインタビュー(全2回)。第2回で話してくれたのは、「考えること」へのこだわりと部活動での目標だ。
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――得意科目を教えてください。
数学ですかね。単純に好きだし、テストの点数は僕のなかではそれなりに良いです。周りの人はみんな頭が良くて、もっとできるんですが。
――数学のどこが好きですか?
考えて考えて、つながっていく感覚が楽しいですね。パズルみたいに組み立てていって解けた時は嬉しいし、モチベーションが上がります。応用ができたらめちゃくちゃスッキリしますしね。ま、あとは暗記モノがあまり好きじゃないというのもあります(笑)。
――いつ頃から、楽しいという感覚に?
中学受験の時に、英語、国語、算数、理科、社会と5科目があって、その時にはもう数学と理科のほうが好きだなとなんとなく思っていました。当時も理系科目のほうが点数が良かったんですよね。国語と社会は「んー」という感じで。自分は理系のタイプなんだろうなと。