武蔵のMF大島千虎(写真=多田哲平)
全国有数の進学校である武蔵。開成、麻布とともに東京私立の御三家と称され、多くの生徒が東大をはじめとする難関大へと進む名門である。
サッカー部に所属するMF大島千虎 (2年)は、1年次からレギュラーとして活躍を続けてきたテクニシャンであり、学業にも精を出す努力家だ。文武両道を目指す高校生活について訊いたインタビュー(全2回)。第1回では、学業と部活を両立するための心がけについて話してもらっている。
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――サッカーを始めたのはいつ頃ですか?
5、6歳の時ですね。小学校に上がる前までは週に2、3回ボールを蹴っていたくらいで、ちゃんとチームに入ったのは小学校1年生の時からです。
――長くサッカーを続けていて、勉強との両立の難しさを感じますか?
すごく大変ですね。実は中学時代から去年までは勉強はあまりしていなくて、好きなサッカーをひたすらやっていたんです。でも高2になってから、周りが受験を意識し出して、塾にも通い始めたりしていて。それを見て自分もやらないとなと、今必死に取り戻そうとしています(笑)。
――勉強は1日にどれくらいやっていますか?
平日は平均して3時間くらいですかね。部活がある日が2~3時間、部活がない日は5時間を目指してやっています。
――塾には通っている?
はい。部活がない日に塾の授業を受けて、部活がある日にも22時まで自習室に行っています。家だとなかなか集中できないので。