前橋育英(B)が劣勢を覆せた2つの要因…桐光学園を逆転で下してプリンス関東2部参入!

前橋育英(B)は来季のプリンスリーグ関東2部昇格を決めた(写真=佐藤亮太)

 12月17日、高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2022プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)が神奈川県内で行われた。参入5枠を8チームで争い、この日の決定戦で勝利した4チームがまずは昇格を決めた。

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 横浜市にある保土ヶ谷サッカー場で行われた前橋育英(B)桐光学園の試合は前半5分に動く。桐光学園MF7齊藤俊輔(2年)の左サイドからのクロスにゴール前でFW10野瀬駿介(3年)が合わせて決め、先制点が生まれた。

 桐光学園が試合を優勢に進めるなか、後半になると、前橋育英Bが徐々に押し返していく。69分、ロングスローからゴール前の混戦のなか最後はDF15末森遥来(3年)が押し込み、同点とした。

 末森は「日頃、味方がボールを逸らしたところで入る練習をしていた。こぼれてきたので、何がなんでも決めたかった」と狙い通りの得点となったと明かした。

 そして延長戦突入と思われた後半アディショナルタイム。途中出場のMF20眞玉橋宏亮(3年)がペナルティエリア内でGKとDFをかわす個人技を見せ、逆転ゴール。

 2-1で前橋育英Bが勝利を収め、関東2部リーグ参入を決めた。

 「試合に出る前から絶対にヒーローになってやると思い、ピッチに出た」と話した殊勲の眞玉橋は「決まった瞬間、気持ち良かった。実感もタイミングも点も全部揃っていた」と自画自賛。眞玉橋にとって怪我が多かった3年間だった。特に昨年1年間はほとんどプレーができなかった。それだけに喜びは強く、「3年生として後輩たちに良いものを残せたので嬉しい」と会心の笑みを見せた。

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▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2022プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)
高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2022プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)