前橋育英(B) vs 桐光学園(写真=佐藤亮太)
前半はほぼ桐光学園の圧倒的なペースだった。「プレッシャーのかかるゲ―ムだった。前半は堅くなってしまい相手の勢いに乗られ、失点してしまった」と前橋育英B・櫻井勉コーチ。
特に桐光学園の両サイド、MF齋藤、MF11ベイリージャスティン勇誠に突破を許し、押し込まれ、攻撃のリズムが作れないでいた。その一方、失点以外でピンチらしいピンチはなく、安定した守備を見せていた。
この堅守が担保となり、耐え切る自信となった。後半、前橋育英Bは桐光学園の両サイドをMFとSBの上下2段構えで封殺。ボールの回収率が高まり、高い位置でのカウンターが増えた。
前半の劣勢から後半、優勢に立つ展開はベンチも想定内だったようだ。櫻井コーチは「割とじっくりとした試合運びをして後半勝負といった感じだった。後半、良いプレーができてきたので、その分、チャンスが生まれた」と振り返った。
逆転の要因となったのは、後半勝負という割り切った戦いを可能としたこの堅守。そして、それとともにロングスローがある。
▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2022プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)
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