一方の尚志はよもやの敗戦。「シンプルに遠野が良かったです。油断もあったかもしれませんが、ピッチコンディションに苦しみました」と仲村浩二監督は振り返る。「予測とかいろんなことを含めてまだまだです。このピッチだからできないというレベルです」と語る。今大会はU-17日本高校選抜候補FW網代陽勇(2年)やMF神田拓人(2年)を欠く状況だったが、特に「網代がいないのはでかい」と成長著しいストライカーを欠いたことが痛かったという。
「本気で優勝を狙って負けた。これが実力」とこの結果を受け止めた仲村監督。今後は仲村監督が日本高校選抜の監督としてチームを離れる期間も長くなるが、もう一度チームとしてまとまって、3回目の挑戦となるプレミアリーグEASTに臨みたい。
(文・写真=小林健志)
▽第22回東北高等学校新人サッカー選手権大会
第22回東北高等学校新人サッカー選手権大会