試合終了後の両校(写真=河野正)
そうして15分、ドルブル自慢のMF西嶋大翔(3年)の突破が相手DFに当たってこぼれ球となり、素早く拾った1トップの小田晄平(3年)が左足で蹴り込んで先制。ゴールラッシュの口火を切った。
21分にはCB佐怒賀大門(3年)のロングパスを預かった西嶋が軽快に運んで2点目を決めると、36分には小田の正確な左クロスをボランチ大谷湊斗(2年)が右足で合わせ、前半だけで3得点。昌平にも武南にとっても想像の範囲を超える試合展開となった。
武南は10分、28分と惜しい一打があり、36分にはMF飯野健太(3年)のシュートがバーをたたいたが、無得点で前半を終えた。
総攻撃に転じて守勢をばん回したい武南は、後半から送り出された切り札のFW文元一稀(3年)が4分に強シュートを打ったが、DFにブロックされて逸機。するとこの2分後に4点目を失ってしまう。
土谷が中央をドリブルで突破し、小田とのワンツーからGKの股間を抜いた。昌平はこの後も攻撃の手を緩めず、24分には左の小田から横パスを受けた土谷が、GKの頭上を破るループ気味のシュート。左ポストに当たってゴールインした。
▽第102回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第102回全国高校サッカー選手権埼玉予選