阪南大高 vs 大阪桐蔭

 「内容が酷すぎて、酷い内容で最高な結果で帰ってきたなと。こっちが準備してきたことが全部逆手の方向に出てしまった」

 濱田豪監督が前半をそう振り返ったように、阪南大高は入りから狙い通りのサッカーができなかった。相手の5バックを警戒し、ボランチ起用の多いMF福本一太(3年)を1.5列目に配置し中央をこじ開ける狙いだった。しかし大阪桐蔭の永野悦次郎監督は運動量が豊富なFW30三村陸人(2年)とMF29岡澤楓真(2年)の2人をBチームから抜擢し、この試合に先発させる奇策を打ってきた。さらに最終ラインと中盤がコンパクトな陣形をとってきたことにより阪南大高は中央からの攻略が難しくなった。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選