昌平で10番を背負う山口豪太
敵の急所をどう突いて切り崩すか。アプローチのやり方は前半と変わらないが、よりシュートの意識が後半は強くなったようなのだ。
山口と長が3本ずつ、大谷とMF本田健晋(3年)が2本ずつ打って攻勢をさらに強めた。2点目が入ったのが後半17分。確かに少しばかり遅かった。
大谷が動きながらゴール前で球をキープし、キックフェイントでマーカーをかわすと右足で左隅に蹴り込んだ。3分後には右の山口から大谷を経由し、最後は長が豪快にGKの頭上を破った。29分に大谷の鋭い弾道の中距離弾をGKが弾いて右CKを獲得。CB中松陽太(3年)がこぼれ球を回収し、交代出場したばかりのMF甲斐田裕大(3年)に渡すと決定的な4点目をゲットした。
玉田監督が「シュートの思い切りの良さが(後半の)得点につながったと思う。山口は何回もトライしていた」と振り返ったように、今大会3試合目にして背番号10にゴールが生まれた。
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選