昌平は過去、決勝に4度進んで4連勝してきた。

 玉田監督はその最終決戦に向け、「まず気を緩めないことだ。決勝と思わずに戦い、やるべきことをしっかりやることが大切」とイレブンに訓示を送った。

 大谷は浦和南との昨年の準決勝で、1-2とリードされていた後半39分の土壇場に同点ヘッドを決めたが、PK戦で屈した。「去年の悔しさを一番よく知っているのが自分なので、ここまできたら昌平らしいサッカーをやって優勝するだけです」と大黒柱は西武台とのファイナルでも、チームの心臓部としてフル稼働する心意気を示した。            

       

(文=河野正 写真=会田健司)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選