早稲田実業 vs 大森学園

 前半は早稲田実業がいくらか押し気味に試合を進める展開ながら、それほど多くの得点機会があったわけではない。23分にFW霜田優真(2年)が左から打ったシュートはDFにブロックされ、37分から4本立て続けに右CKを獲得したが、決定的な形にはならなかった。

 ともに決め手に欠いて0-0で前半終了と思われたが、アディショナルタイムに入った直後だった。

 早稲田実業は左ウイングバック千本木亮磨(2年)の蹴った左CKが混戦となり、出足良く拾った霜田が鋭い一撃でネットを揺らし、願ってもない時間帯に先制した。

 しかし後半の早稲田実業は長いキックの精度に欠き、敵の急所を突く崩しのパスもほとんど配給できずに苦戦。18分に霜田が左から放ったミドルシュートくらいしか可能性がなかった。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選