後半は攻め手に欠いた早稲田実業だったが、延長前半9分だ。CB前田竣汰(2年)が左からアグレッシブに攻撃参加し、鋭いクロスをゴール前に供給。中列後方から上がってきた竹内が、相手DFの背後から飛び出して最終パスをヘッドで押し込み、決勝ゴールをものにした。
正規の後半の終盤はピンチが続いたが、延長後半は手堅い守りを貫き2-1で逃げ切った。
中学でボランチだった竹内は、高校に入学した昨年からFWに転向したが、この日は初めてボランチでの先発を告げられた。「監督さんからはボールをしっかり保持し、後ろを安定させるためと言われました」と説明し、「でもあのシーンは点がほしかったので夢中で攻め上がりました。うれしいです」と汗を拭いながら、晴れがましい表情で答えた。
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選