後半も東京実業のペースで進み、13分の田中のヘディングシュートは相手GKの好守に阻まれ、19分のFW塩澤陸斗(3年)の決定的な一打は左へ外れ、前半から続いた攻勢の時間帯に得点を奪えずにいた。

 しかし21分だ。加藤がキッカー廣畑の左CKをニアサイドから頭で合わせた。ようやくゴールをこじ開けて決勝点をものにし、3分あったアディショナルタイムも乗り切って1-0で勝利した。

 前半39分の左CKはファーサイドから打ったが、「廣畑のボールがニアに来るような予感がしたので、今度は近い所で合わせました。得意のヘッドで取れてうれしい」と攻守で八面六臂の活躍を見せた加藤は、公式戦での2点目に大喜びした。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選