浦和東 vs 正智深谷(写真=河野正)

 正智深谷がラッキーな得点で先制した。前半5分、左SB鹿倉颯太(3年)が蹴った左CKからCB佐藤飛友(3年)がシュート。これが相手DFのオウンゴールを誘い、幸先のいいスタートを切った。

 ところがこの後は、しばらく浦和東がリズムをつかんで優勢に試合を進めた。持ち前の長いキックと鋭いサイド攻撃を武器に正智深谷を自陣に閉じ込め、主将のボランチ林直孝や右MF田中涼賀(ともに3年)が惜しい一撃を放った。決定的なチャンスは36分、トップ下の河原塚悠太の左クロスをFW福島蒼介(ともに3年)がシュート。惜しくも左に外れ、アディショナルタイムにはCB石﨑陽太郎(3年)が河原塚のFKをヘッドで合わせたものの、バーを通過して追い付けなかった。

 正智深谷の決定機は、35分に右MF赤川空音の右クロスからFW中島亜漣(ともに3年)が上手にミートした1本だけ。前半を1-0で折り返した。

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▽第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選
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