京都橘イレブン

 後半開始早々に先制点が生まれる。39分、京都橘は自陣左サイドでDF西山朝陽(2年)がボールを持つと、左足で敵陣へボールを送り込む。それに反応したのは伊藤。「裏が空いていたので」と相手DFの背後へ抜け出してトラップすると、そのままゴール前まで持ち込んでGKとの1対1を冷静に決めた。

 勢いに乗る京都橘は44分にFW秋保宏樹(2年)がドリブルで持ち込んでシュート。48分にはMF河村頼輝(2年)が左サイドをドリブルで突破して中央へ切れ込んでシュートを放つが、いずれも追加点とはならない。

 追いかける東山は50分にMF雪本迅之助(2年)を中盤に投入し、MF野田凰心(2年)を前線へ上げる。そこから攻撃を仕掛ける場面が増え始めると、58分に同点に追いつく。FW田村龍太朗(2年)が前線でパスを受けて起点となり、左サイドへ展開。MF中井真栄(2年)がドリブルで仕掛けてシュートを放ち、相手GKがキャッチしきれなかったところを「こぼれてくるかなと思ったし、足を止めずに動くのはFWとしてやるべきことです」と反応した田村がつめて、泥臭く押し込んだ。

▽令和6年度京都新人戦(新人選手権大会)
令和6年度京都新人戦(新人選手権大会)