試合終盤はDF5浮邉泰士(2年)を前線に上げて大石とのツインタワーでパワープレーに出たが、DF2井手晴也(1年)とDF假屋朋希(1年)のCBコンビを中心とした佐賀東のDF陣が最後の局面で相手に仕事をさせない。「サニックスカップの出場という自分たちが掲げた目標を叶えるため、絶対に失点しないようリードを守り切ろうと頑張っていました」と三原は振り返る。そのまま逃げ切った佐賀東が2-1で勝利した。

 準決勝では東福岡に0-1で敗れ、新チームになってからの強化試合で苦戦が続いていた佐賀東にとって今大会の経験は大きい。1年生主体のチームが九州の強豪たちとやり合うことで逞しさを増している。今大会は地元開催とあって観客も多く、18日の3位決定戦で勝利し、笑顔で大会を終えるつもりだ。

(文・写真=森田将義)

▽第46回九州高校U-17サッカー大会
第46回九州高校U-17サッカー大会