決勝ゴールを決めた昌平FW立野京弥

　昌平は40分に長のシュートが左ポストに当たり、43分の山口の一打もバーに弾かれる。引き分けかと思われた44分、山口の最終パスが相手DFに当たり、こぼれ球を立野が右足で蹴り込んで決勝点を奪った。

　公式戦での初戦を劇的な勝利で飾った芦田監督は、「チーム練習に合流してまだ日が浅いので、1対1では絶対に負けないとか、ベースになるものを選手には伝えました。試合への入りはとても良かったと思うし、途中でペースを持っていかれましたが、あそこでよく取ってくれた」と振り返った。

　昌平は好人材が大勢集まる才能の宝庫だが、そんなチームを任された責任と役割については「サッカーを通じて魅力的な人間形成をしたいですね。日本一、人が育つ集団を目指します」と教育者としての一面ものぞかせた。

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