攻め込まれる場面はありながらも落ち着いた守備を見せていた関学だけに失点のダメージは大きかった。「プリンス初戦なので少し硬い部分があり、上手くいかないことが多かったのですが、徐々に慣れてきた中、前半の終了間際に失点してしまったことが大きかった」と振り返るのはDF4鶴田智大(3年)だ。
53分には関学が見せ場を作り、相手とのやり合いから力強く前に出たFW9高見悠仁郎(3年)が右サイドのスペースに展開。走り込んだFW23楢崎仁太(1年)がゴールを狙ったが、DF4太田春馬(3年)のスライディングに阻まれた。
関学がチャンスを生かせずに終わると60分には自陣で村上を倒し、三田学園にPKを献上。このチャンスを佐伯がきっちり物にすると、直後の62分にはFW22肥田夢陽(3年)のパスから村上がゴールを決めて、関学を引き離した。このままでは終われない関学は68分にPKを鶴田が決めて1点を返したが、反撃は続かず3-1で三田学園が勝利した。
▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2025 関西2部
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2025 関西2部