市立浦和 vs 旭川実

 ともに4-4-2の陣形を編成し、長いキックと両サイドに展開しながら敵の守備の急所を突こうとした。しかし両チームとも激しい雨と強風による悪コンディションに手を焼き、なかなか思い通りの組み立てができないでいた。

 市立浦和はボランチ小山拓(新2年)が高いボール奪取能力を発揮し、守備でリズムをつくって縦に速い攻撃を仕掛けた。

前半8分、右21メートル付近でFKを獲得すると、左右のCKのキッカーも担う前チームからのレギュラー、左SB中沢壮佑(新2年)が強シュート。しかし相手GKの好守に遭って先制機を逃した。

 旭川実は主将のボランチ柿﨑陽太(新3年)が左右にボールを散らし、右MF荒木昊(新3年)のサイドアタックなどからFW森悠翔(新3年)がゴールを狙った。守備ラインでじっくりボールを動かしながらパスコースをうかがう懐の深さも見せた。しかし崩しのパス、つなぎのパスでミスがやや目立ち、効果的な攻めの形に持ち込めなかった。

 25分ハーフの前半を0-0で終了する。

▽第44回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
第44回浦和カップ高校サッカーフェスティバル