富居監督は4-4-2をベースにチームづくりをしてきたが、とりわけ個々の役割を重んじてきた。「勝つことは大切ですが、個の力に頼るだけでは勝ち切れない。私はユニットを重視してきました。大学に進んでも成長してほしいので、ユニットを大事にした戦い方を身に付けてほしいのです」と持論を述べた。3月の長期遠征では寝食を共にする時間が長いだけに、ユニットが育まれるそうだ。
浦和カップが終わると旭川に戻り、4月13日の札幌創成とのプリンスリーグ開幕戦に備える。主将の柿﨑は「新チームは個性的な選手が多い。攻守に一体感を発揮できるチームに成長し、今年はインターハイと全国高校選手権の両方に出場できるよう頑張りたいです」と抱負を語った。 。
(文・写真=河野正)
▽第44回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
第44回浦和カップ高校サッカーフェスティバル