
決勝弾を決めた渡辺悠(武南)
開始40秒過ぎ、武南はFW塚田恵斗(3年)の左からのパスを右SB津山琥(3年)が狙ったが、惜しくもGKに捕球される。11分には左SB滝沢大輔(3年)が強烈なミドルシュート。17分に左2列目の変幻自在のドリブラー渡辺悠(2年)、23分は塚田が左足で中距離弾を打ったが、いずれも決まらなかった。
しかし攻勢を続けていた武南は39分、塚田のスルーパスに抜け出した渡辺がGKの位置を確認し、右から決勝点となる先制ゴールを冷静に蹴り込んだ。
前半の帝京第三は人手を割きながらも球離れの早い武南の攻めに手こずって後手を踏み、怖さのある攻撃を展開できなかった。守備陣の背後を狙うロングボールを使い、石井夏輝や松井海理(ともに3年)の両FWを走らせた。しかし相手DFにうまく対応されフィニッシュにまで持ち込む形をつくれず、1本のシュートも打てないまま前半を終えた。
▽令和7年度関東高校サッカー大会
令和7年度関東高校サッカー大会