
武南 vs 帝京三
武南のペースは後半に入っても変わらず、前半を大きくしのぐ決定機の数々だった。
まず開始50秒、田中がGKの手を弾き強シュートを打てば、16分には渡辺がブロックするのがやっとの一撃を放った。その後も右2列目の八百川尚輝(2年)の決定打、小山のミドルなど多彩な形から際どいシュートをお見舞いしたが、佐野日大との1回戦、東洋大牛久(茨城)との準決勝に続き、圧倒的に押し込みながらも次の1点が取れずに苦しんだ。
一方の帝京第三は後半の終盤になってから、何度かいいシーンが訪れた。33分、左に振った松井のパスから石井が鋭いクロスを入れ、1分後にはCB岡宗斗(3年)の長いキックで石井が守備の裏へ抜け出そうになったが、DFに先んじられた。34分は決定的だった。FW大塚誉生(3年)の絶品スルーパスから松井が守備の背後に進入し、格好の形で打ったシュートはGK金昶銖(2年)のビッグセーブに阻まれた。
▽令和7年度関東高校サッカー大会
令和7年度関東高校サッカー大会