そのなかMF3坪田侑己は「(三鴨選手に対して)あまり執着しすぎず、変に意識せず、いつも通りの守備をしました。それがいい結果になったと思います」と普段のプレーを強調した。
押していた修徳だがアクシデントがあった。
後半10分、修徳の主将にして攻撃の起点であるMF14澤田琉偉が負傷交代。さらにその後、暑さから足をつる選手が続出。MF澤田からキャプテンマークを受けた攻守の要、MF6東山輝瑠が後半20分ごろに下がるなど、予期せぬタイミングで交代を余儀なくされた。MF東山は「足がつってしまい、ふがいなかったです。あとは頼むという気持ちでした」と心境を語った。
それでも修徳は崩れなかった。
土屋監督は「いままでのリーグ戦での積み重ねを含め、プラスの交代ができました。出た選手も役割を全うしてくれ、チームに勢いをつけてくれました」と選手層の厚さと一体感を語った。またMF澤田は「(負傷して)プレーを続けられないことはなかったですが、自分が出ているより、違う選手が出ていた方がいいと判断しました。それに絶対、勝てるなという気持ちはありました。だから自分が出るよりも仲間を出した方がいいと考えました」と安心して仲間に託したことがわかる。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選

