小気味よいドリブルでマーカーを置き切りにするU-18日本代表のMF長璃喜(3年)も、豪胆な突破力と美しい仕掛けの技術で好機をつくるMF山口豪太(3年)も、西武台のタイトな守りに苦しめられ、ふたりの重鎮が全く攻めの起点になれなかった。
右の安藤愛斗、左の森井智也(ともに3年)の両SBが持ち上がっても、敵陣深くにまでは入り込めず、いつものような低く鋭いグラウンダーの最終パスを放り込めない。
対照的に1年前のリベンジに燃える西武台は、前線から執ようにプレスをかけて相手のパスミスを誘い、ボールの受け手に対しても厳しく対応。クロスを簡単には上げさせず、昌平の強みと特長を封じ込めた。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選