守備でリズムをつかんだ西武台は、自慢の3トップが速さと動きだしの良さを発揮する。前半16分、ボランチ杉山幸一郎(3年)のパスからアンカー広瀬陸(3年)が打ったシュートはDFにブロックされ、19分のFW太田和希(3年)の一撃は右ポストをかすめた。   

 この後、ビッグチャンスが4度到来した。26分、太田の右クロスのこぼれ球を杉山が打ったが、GK小野寺太郎(3年)にセーブされ、29分には右SB鈴木煌平(2年)が右から最終パス。杉山が完ぺきに合わせたもののバーの上だった。追加タイムには自陣で敵ボールを奪ってカウンターに転じ、太田がGK小野寺と1対1になりながら、強シュートをパンチングではね返された。   

 昌平は前半25分、安藤が右から放り込んだアーリークロスを山口がヘディング。35分は山口が右から左に大きく展開すると、混戦から長が打ったが先制点は奪えなかった。前半のシュートは2本だった。   

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
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