橘 vs 大和

 大和は、1次予選から続く立ち上がりの課題を抱えながらも、10分に混戦からクロスバーを叩く惜しい場面を作り、MF25水谷瑠空やMF12中山遥斗が果敢に仕掛ける。しかし、橘の守備陣が集中を切らさず、ゴールを許さない。21分には再び橘が右サイドから中央へボールを繋ぐとバイタルでの動きに輝きを見せたFW10波壁航希のスルーパスに走り込んだ林が落ち着いてネットを揺らす。「裏抜けのタイミングは去年からずっと練習していた」という言葉通り、狙いすました動きで大和の守備を破った。

 ハーフタイムを挟み、試合はさらに加速した。後半開始直後の41分、橘はMF8田中龍之介が相手陣内でボールを奪うと、そのまま持ち込み3点目を決める。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選