「結果を求めて試合をやっているので、あの1点は大きかった」と語った田中の気迫が、後半最初のゴールに宿った。
直後も橘は右サイドから仕掛ける。しかし、50分の林のシュートは惜しくも枠を外れ、53分には波壁がゴール前で決定機を迎えるが、ここは大和GK1大前顕人が身体を張って追加点を与えない。大和は56分にMF13武藤奏人のゴールで反撃を開始するが、試合の流れを変えるには至らない。
すると終盤75分、橘は左CKからDF5山本大智が頭で合わせ4点目。
「相手に勢いを持たれる前に自分が決めることができてよかった」と話した山本の声には、試合中に感じた緊張感がにじんでいた。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選

