キャプテン倉持も言う。「去年の先輩たちの声やリーダーシップを、自分が受け継がなきゃいけない。インターハイで優勝して、その先の選手権でも結果を出したい」。頼もしい言葉の裏に、この勝利を「次への糧」にしようという覚悟がにじむ。
試合の終盤、最後まで足を止めなかった桐光学園の選手たち。延長に入っても諦めずに走り続けた彼らの姿は、まさに「止まらない足、止めさせなかった心」そのものだった。両チームが死力を尽くした100分間。その先に残ったのは、桐光学園の歓喜と、次なる決戦への確かな手応えだった。
(文・写真=西山和広)
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選