「止まらない足、止めさせなかった心」 神奈川のライバル対決は桐光学園が延長の末、日大藤沢に勝ち切る

桐光学園イレブン
6月8日、令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選2次予選準々決勝、川崎のUvance等々力スタジアムで行われた第1試合で日大藤沢と桐光学園、言わずと知れた強豪同士のライバル対決が実現した。意地と矜持が、延長戦の末に桐光学園の2-0勝利を引き寄せた。ゲームの鍵は、「相手の良さを消す」という桐光学園・鈴木勝大監督の言葉通り、耐えに耐えた末に見えた一瞬の隙を、足を止めなかった者がつかみ取った。
試合は、開始から両チームが探り合いを見せながらも、前半は日大藤沢が主導権を握った。日大藤沢MF8平島翔海が序盤から強烈なシュートを放ち、さらにFW9有川啓介とFW10岩藤利龍が絡む鮮やかなパスワークで桐光学園の守備網に挑む。しかし、桐光学園の守護神・GK1斎藤准也は冷静に反応し続け、ゴールを許さない。桐光学園も、両翼を起点に速攻を仕掛けるが、日大藤沢の守備陣に阻まれスコアは動かない。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選