奈良育英、畝傍を2-0で下し2大会ぶり21回目の全国へ

奈良育英イレブン

 令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)奈良予選の決勝が6月7日、新庄健民グラウンドにて開催され、冬の選手権に続く2季連続の全国大会出場を狙う奈良育英と、50年ぶりの総体出場を目指す畝傍が激突。前半7分にエースアタッカーのMF森嶋大琥(3年)が決めて先制点を奪った奈良育英は、前半終了間際にもMF福西恭英(3年)のゴールで追加点。後半に反撃を見せた畝傍の攻撃をしのぎ切り、2-0で勝利し、2大会ぶり21回目の全国大会出場を決めた。

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 王者の意地が、新興勢力を抑えきった。畝傍は、県内屈指の進学校。サッカー部は1975年の全国総体出場を最後に全国の舞台から遠ざかっていたが、昨年奈良県1部リーグで2位に入り、プリンスリーグ関西プレーオフ参入戦に出場(関西学院に0-2で敗戦)。今年2月の新人戦でも準優勝に輝くなど成長著しい。王者・奈良育英にとっては、昨冬の選手権予選では0-5、前述の新人戦決勝でも0-1と勝利しているとはいえ、油断のできない相手だった。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)奈良予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)奈良予選