後半4分には中央でのパス交換から荒木がクロスを上げ、FW13日髙元(3年)がシュート。8分には佐々木がゴール前に鋭いスルーパスを送ったが、味方とは合わない。12h純に放った佐々木の左足でのミドルシュートもGKの正面に終わった。見せ場が増えたものの歓喜の瞬間は遠かったが、24分には相手ブロック前でのボール回しから、佐々木が豪快なミドルシュートを叩き込み、同点に追い付いた。

 以降もチャンスを作りながらも決定打には至らなかったが、70+8分にはPA左外でFKを獲得するとキッカーを務めたのは同点弾を奪った佐々木。「速いボールを蹴ったら凄く良い軌道で跳んだ」と振り返る一撃がゴール右隅に決まり、逆転に成功。直後にタイムアップの笛が響き、2年連続となる決勝進出が決まった。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)