「修正は全体的にしました。精度がとても低かったので、今まで言ってきたことを全て思い出して、後半やるべきことを伝えた」と伊勢谷監督が技術的な修正と共に、メンタル面での立て直しを図る。
後半も立ち上がりから積極的に前へ押し込む二宮だったが、今度は前半のような焦りは見えない。15分までに3本の直接FKのチャンスへの横浜緑ヶ丘の落ち着いた対応に対しても焦ることなく、冷静に次の手を探る。
60分のDF21小松海颯のFK、62分の海老原の裏への抜け出しと、二宮は着実にチャンスを積み重ねていく。そして63分、FW7露木大葵のCKを蒔田がヘディングで合わせ、待望の同点ゴール。
「1点取ったことが大きかったと思います。あれがおそらく入ってなかったらもう結果はどうなっていたかわからない」という指揮官の言葉が示すように、この同点弾がゲームの流れを完全に変えた。
▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選

