横浜創学館イレブン

 後半になり、ペースは横浜創学館に。後半3分、FW9荒井仁司がペナルティエリア内で倒されてPKの判定。キッカーMF11内田亮が成功させ、1点差とした。後半は風上に立ったことが手伝い、攻勢に出た横浜創学館。ロングボールと対角線に大きく奥に深いサイドチェンジで慶應DF陣に揺さぶりをかけた。

 迎えた後半24分、横浜創学館がFKのチャンスを迎えるとキッカーDF4白鳥翔空がゴール前にボールを放ち、パスをつなぎながら波状攻撃を仕掛けるも慶應がブロック。それでも右サイドから仕掛けたMF8鈴木湊の斜めのパスに最後はDF2土江翼がシュートも決まらず。惜しいチャンスを逃した。

 終盤にかけ両チームが互いのエリアを行き来するなか、後半37分、慶應FW20加藤がGK強襲のシュートを放って、反転攻勢。3点目とはならなかったが、堅い守備で耐えた慶應が横浜創学館の追撃を許さず、2-1でさし切った。

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▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選