
慶應義塾 vs 横浜創学館
チームで意思統一はできた。ただそれだけでは勝てなかっただろう。そこにはこの夏、培った シュートを打たせない、打たれてもシュートをはじき返す、粘りのある守備がこの試合で活きた。だからこそ攻勢をしのげた。
「(横浜創学館の)逆サイドに振るボールが怖かったので、途中5バックにしてブロックを敷きました。クロスやセットプレーは怖かったですが、流れからの怖さはそれほどありませんでした」(DF5窪田)
また慶應イレブンには負けられない理由があった。主将を務めるFW9松本直太郎がケガのため離脱を余儀なくされている。『勝ち上がって選手権の舞台に立たせたい』その気持ちでチームはまとまっている。
ベスト16に進んだ慶應の次なる相手はプリンスリーグ関東2部で戦う桐光学園。「プリンスリーグで戦うチームとか関係なく内容でも圧倒するサッカーをしたいです」と副主将DF5窪田は強く拳を握った。
(文・写真=佐藤亮太)
▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選

