
流通経済大柏 vs 専大松戸
その後、MF10安藤晃希(3年)が左サイド深くまで侵入し、シュートに持ち込んだり、増田が得意のミドル弾を放ったり、FW13渡辺瞳也(2年)が縦パスの勢いを利用しつつ、半身からのシュートを試みたりと、専大松戸ゴールに次々に迫る。
ところが、時間の経過とともに、徐々に最終局面への積極的なアプローチが少なくなり、こう着状態を招く。
「試合の入りはよかったと思います。ただ、なかなか点が取れず、全体的に慌ててしまったのか、攻撃の怖さが足りなくなっていたかなと感じました」
こう振り返るのは、タッチライン際にほとんど立ちっぱなしだった流経大柏の榎本雅大監督だ。ピッチの間近で戦況を見つめていた指揮官は、後半に向けて思いきった手を打つ。
それが一気の3枚替えだ。FW20大藤颯太(3年)からFW18金子琉久(3年)、安藤からMF8昇純希(3年)、上田からDF11石井友啓(3年)と交代し、立ち位置も若干変更。右SBを務めていたDF2乙川宙(3年)がひとつ前に上がり、石井がそこを埋めた。
▽第104回全国高校サッカー選手権千葉予選
第104回全国高校サッカー選手権千葉予選

